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このような症状はありませんか?

  • 下痢が続く
  • お腹が痛い
  • 血便が出る
  • お尻から粘液が出る

どんな病気?


遺伝や環境などさまざまな原因によって腸に慢性的な炎症が起きる病気です。厚生労働省の難病に指定されていますが、最近患者さんが増えているため決して珍しい病気ではありません。
特に若い人に多く、長く続く下痢や粘液便、血便などの症状から発見されることが多いです。
感染性腸炎との鑑別が問題となりますが、感染性腸炎は1〜2週間で改善するのに対して、潰瘍性大腸炎は症状が数カ月以上続くのが特徴です。

検査・診断方法

症状の経過、採血、大腸内視鏡検査などの所見を総合的に判断して診断をします。

特に「大腸内視鏡検査」は、潰瘍性大腸炎の診断にとても大切です。
細顆粒状粘膜、血管透見不良、膿性粘液などの所見が見られた場合は、潰瘍性大腸炎を強く疑います。
このような所見は感染性腸炎でも認められることが多いため、診断に際しては注意が必要です。

治療方法

根治を目指すのではなく、生涯にわたって通院、治療を行う必要があります。

腸管の炎症を抑える最も重要な治療薬は「5-ASA製剤」です。軽症から重症まで幅広い患者さんに投与され高い効果が期待できます。5-ASA製剤でコントロール不良な潰瘍性大腸炎に対しては、「ステロイド」や「免疫調整薬」「生物学的製剤」といったさまざまな薬を組み合わせます。

潰瘍性大腸炎は自分の免疫が暴走して発症するため、根治を目指す病気ではなく、寛解や粘膜治癒(病気の活動性が極めて低下している状態)を目指して生涯にわたって通院、治療を行う必要があります。
一生に関わる重要な問題ですから、消化器病専門医、難病指定医のいる医療機関での治療をおすすめします。

医師からのメッセージ

潰瘍性大腸炎 | 大腸の病気

当院では、消化器病専門医が検査・診断・治療まで責任を持って行います。ぜひお気軽にご相談ください。

あなたの相談窓口は
「便秘外来」です